夏ならではの住まいに関するトラブル

【01】あの風物詩も隣人には…
夏の風物詩、渦巻き式の蚊取り線香。しかし、匂いが苦手な方もいますし、煙がぜんそくの方や気管支が弱い方にとってつらい場合があります。また、ベランダで干している洗濯物に匂いがつく場合もあります。集合住宅での蚊取り線香の使用は、できるだけ窓から離すか、電子蚊取り器を使う方が無難かも知れません。さらに、風鈴の音色も気に入っている方には風情と感じても、人によっては不快に感じることもあります。特に、夜間の使用は控えるようにしましょう。
【02】暑くなると気になる あの匂い。
1日置いただけでも気になる、キッチンの生ゴミのニオイ。ニオイの原因は雑菌です。雑菌は、水分と適度な気温で繁殖します。生ゴミはできるだけ水分を切っておきましょう。新聞紙は吸水力があり、消臭効果も期待できます。新聞にくるみビニール袋へ入れて、しっかり空気を抜いて口を縛ると良いでしょう。また、生ゴミを冷蔵庫や冷凍庫に入れたり、消臭剤を使ったり、家庭用の生ゴミ処理機を使う方法もあります。まずは、生ゴミを減らすよう工夫しましょう。
【03】夏なのに、乾燥肌?
夏は汗をかきやすいので気づきにくいですが、肌表面はしっとりしていても、内部は水分不足の状態になっていることがあります。その原因の一つは冷房です。エアコンの効いた部屋は、空気が乾燥しがちで、肌に最適な湿度を下回ってしまうことがあります。また、外の気温と室内の気温に差があり過ぎると、体が急激に冷やされ体温調整が不安定になったり、代謝が落ちて風邪を引きやすくなったりします。熱中症に気を付けつつ、冷房は適度に使用しましょう。
【04】扉が開かない?
30度を超えるような日は、稀に鍵穴などの部品やドアそのものが熱で膨張して歪み、玄関ドアの開閉がしづらくなることがあります。特に、直接ドアに日が当たる構造の場合になりやすいようです。あらかじめ「すだれ」や「よしず」などで玄関に直接日が当たらないよう、影にしておくと良いでしょう。また、内部に断熱材が入った断熱ドアなども販売されていますので、頻繁に不具合が起こるようでしたら、玄関ドア自体を交換してみるのも一つの手かも知れません。
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