本格的な積雪シーズンを迎えて、知っておきたい 札幌市の除雪について

【Q】札幌市が除雪車を出動させるのは、どういうときですか?
【A】札幌市では、8m以上の幅の道道と市道を除雪しています。8m未満の幅の道でも、除雪車が入れる場合は除雪を行っていて、市の管理する道路の98.4%を除雪しています。新しく降った雪を道路の脇に寄せる「新雪除雪」の出動目安は降雪10㎝以上で、交通に支障が出ると見込まれる場合となっています。具体的には、10㎝以上の雪が降り人や車の通行が難しいとき、風雪や地吹雪で吹きだまりが発生したときなどです。

【Q】除雪作業の内容について教えてください。
【A】札幌市全域に雪が降った場合、一晩で行う除雪の総距離は約5,400㎞になり、深夜から早朝までに行う必要があることから、札幌市では道路の雪を左右に寄せる「かき分け除雪」を実施しています。家の玄関や車庫前に残ってしまう雪の処理については、各ご家庭にご協力をお願いしています。また、朝の通勤通学ラッシュまでに終わらない見込みのとき、雪が踏み固められているとき、気温が高く雪が溶けそうなときなどは除雪作業を実施しないこともあります。

【Q】家庭での雪の処理方法など教えてください。
【A】雪は踏み固めることで、体積を4分の1から5分の1に減らすことができます。自宅敷地内に雪像やかまくらを作るなど冬のアクティビティとして楽しみながら、雪の処理に取り組んでほしいと思います。また、宅地内に固定式融雪槽やロードヒーティングを設置する場合、無利子で銀行融資を受けることができる制度があります。詳しくは、雪対策室ホームページをご覧ください。なお、道路への雪出しは、事故や交通渋滞の原因となるため行わないでください。

最後に一言お願いします。
【A】除雪や冬の暮らしに関する情報は、札幌市公式ホームページ内「冬の暮らし・除雪」に掲載しています。生活道路の新雪除雪の出動情報は、市のホームページのほか、テレビのデータ放送や札幌市公式LINEでも提供していますのでご覧ください。札幌市では、人通りの多い交差点に歩行者用砂箱を設置しています。砂箱には滑り止め材が入っているので、つるつる路面の状態になったとき、自分のため、また、後から通る人のために砂まきのご協力をお願いします。

【取材協力】札幌市建設局雪対策室計画課 「冬の暮らし・除雪」 https://www.city.sapporo.jp/kensetsu/yuki/index.html 「融雪施設設置資金融資あっせん制度」 https://www.city.sapporo.jp/kensetsu/yuki/yuusetsu.html
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