人が集まる家づくり

【01】お客様に配慮をした間取りをしよう
趣味を思う存分に楽しみたい、休日に心から安らげる空間にしたい、ペットも家族も心地よく暮らしたいなど、家を建てるときは、それぞれがさまざまな「家での過ごし方」をイメージすることでしょう。せっかく一軒家を建てるなら、身内はもちろん友達や仕事仲間など、気の置けない人たちにも遊びにきてほしいという思いを抱く人も多いはず。訪れたときに心地よさを感じてもらうためにも、ただ広いだけではない、プラスアルファの「お客様への配慮」のある家にすると、何度も遊びに行きたいと思ってもらえるでしょう。 例えば、お客様に開放する部屋とプライベート空間を分けると、お互いに気を遣わずに済みますね。トイレに洗面所がついていると、お客様は家族が身支度を整える洗面所を使わなくて良いですね。客間として使える部屋が一室ある場合は収納も設けておくと、子どもが小さい場合にはおもちゃなどを置いておけるので、子連れで来たお客様も一緒に片付けができ気を遣いません。客間がない場合は、お客様をリビングルームに通す場合が多いかもしれませんが、リビングルームはダイニングキッチンと併設されている場合がほとんど。キッチンを見られたくないという人は、出し入れが簡単なパーテーションを用意しておくと便利ですね。また、リビングルームのベランダから外に出られるようにウッドデッキを設置しておけば、北海道の短い夏も外でバーベキューなどを楽しむことができます。お客様が来たときにどのように過ごすかを具体的にイメージしておくと、間取りを考える時に取り入れられるので、実際に家が建ち来客があった時も、お互いに気兼ねをせずに済むでしょう。
【02】家族一人一人が心地よい間取りとは
新婚でこれから子どもが生まれる可能性がある、成長期にある子どもがいる、親と同居しているなど、家族の形態は十人十色。家族みんなが心地よい家づくりをするには、万人が心地よいと感じるユニバーサルデザインを意識する必要があります。また、家は数十年間住むものですが、家族の形態は数年単位で変化していくので、今がベストでも10年後にベストとは限りません。それでも「家族が集まりやすい」「家族が互いに気配を感じられる」場所をつくることはできます。

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