ウインドーファサードの白い家

【01】1・2階を貫く、南向きの大開口部
手稲稲積公園を取り巻くように軒を寄せあう住宅街の一角。通りから一歩入ると、ホワイトモダンという表現がふさわしい、すっきりとしたフォルムの白い家が姿を現します。まず目に入るのは、南に向かってL字型に配されたファサード。その中央に広いテラスと1・2階を貫く大胆な開口部が設けられた、シンプルかつ大らかなデザインが特徴的です。オーナーファミリーは、ご夫婦のほかに小学校と幼稚園に通う二人の男の子という構成。室内のすみずみまで豊かな陽射しに満たされながら、明るくのびのびとした暮らしを楽しんでいる様子が目に浮かびます。
【02】開放感と落ち着きが両立した室内
建物の内部も、白を基調としたデザインで統一。そのうえで、すべての家具をブラックウォルナットでしつらえ、フローリングも同系色を採用し、階段のアイアン(鉄製)の手すりやサッシのフレームにも黒をチョイス。これにより、開放感あふれる室内がぐっと引き締まり、落ち着いた印象が醸し出されています。 リビングからダイニング、キッチンへとつづく大空間にはさえぎるものをなくし、階段もリビングとダイニングの中間に設けることで、2階をより近くに感じられる造りに。子育てファミリーにとって大切なコミュニケーションへの配慮が、間取りプランの随所に込められています。
【03】必要な場所に必要なサイズの収納
この家のもうひとつの特徴は、機能的な収納スペースが、必要な場所に必要なサイズで配置されていること。たとえば玄関には靴や傘、外套(がいとう)類だけでなく、季節のレジャー用品なども置いておける大型のクローゼットが、1階の階段下や2階のホールにも大容量の収納が用意され、これから増えていくさまざまな生活用品や思い出の品がきれいに整理できるように考えられています。また、キッチンには本格的なフリーザーを設置してもなお余裕のある食品庫も完備。 さらに、主寝室に設けられた4.5畳大のウォークインクローゼットをはじめ、各部屋に十分なサイズの収納スペースを確保。家のどこにいても、モノを出し入れしやすい収納場所があることで、室内をいつもすっきりと片づいた状態に保ちやすいようになっています。【04】希望にぴったりの建築士探しから
今回、オーナーファミリーが家を新築するにあたり、自分たちでモデルハウスやオープンハウスに訪れ、設計の依頼先を絞り込んでいったのだそうです。その結果、スター・ウェッジの工藤氏にたどり着いたのだとか。 あなたも、あなたにぴったりの家づくりを実現しませんか。それにはまず、しっかりと相談に応えてくれる建築士を探してみてはいかがでしょうか。
「家さがし」巻頭特集
-
2024/07/04 手抜きではなく効率化 家事時短のこつ
-
2024/06/01 万が一の時のために 風水害に備えよう
-
2024/04/20 花粉をシャットダウン 家での花粉症対策
-
2024/03/16 賃貸住宅における 退去時費用などのトラブルについて
-
2024/02/17 おしゃれで機能的 門柱(もんちゅう)の魅力
-
2024/01/20 家さがし1月の読者プレゼント
-
2023/12/02 札幌らしい彩りの街並みに 札幌の景観色70色
-
2023/11/18 何が違うの? バルコニー ベランダ テラス
-
2023/11/03 今、ひそかなブーム? 平屋
-
2023/10/21 とっておきの時間 読書を楽しむ空間づくり