家と一体感のある庭づくり

【01】庭の手入れにかける時間を考えよう
「共働きをしている」「小さな子どもや、お世話が必要な親と同居をしている」「子育ても終わり夫婦の時間がある」など、家族によって家で過ごす時間のあり方は異なります。たっぷり時間がある場合は、門から玄関までのアプローチや、ベランダから見える庭など、随所に季節の花を植栽し、あるいは芝生を敷くなどして、日々の手入れを楽しみたいですね。 忙しくて草花の手入れには時間をかけられないという場合は、手入れが不要なレンガやタイルを一面に敷き、室内から見える位置には手間のかからない樹木を植栽してはいかがでしょう。植物には心を和ませる効果が期待でき、外から家の中が丸見えにならないようにする「目隠し」の役割も果たします。
【02】庭で過ごす時間を具体的にイメージ
花の手入れをする時間の余裕があるなら、庭にエクステリア用のテーブルセットを置いてはいかがでしょう。咲き誇る季節の花を眺めながらティータイム…そんなゆとりのある過ごし方ができますよ。最近は、おしゃれなガーデングッズが豊富なので、ナチュラルなものやカラフルなものなど、好みでいろいろそろえて「エクステリアのコーディネート」を楽しんでもよいでしょう。 庭での過ごし方は、花の手入れ以外にもいろいろあります。日曜大工を親子で楽しむなら、家庭用の工具を収納したり、作業ができるスペースをあらかじめ確保しましょう。三方を家に囲まれた中庭であれば、ペットを遊ばせることも可能です。また、バーベキュー炉やスモーカーを設置すれば、休日に家族がそろったときに外で食事をするなど、風情ある過ごし方ができますね。【03】「見せる庭」「隠す庭」のバランスを考える
庭のデザインを考えるときは、庭での過ごし方を念頭に入れるのと同じように、「外から見える風景」「室内から見える風景」もイメージしましょう。庭の周囲をぐるりと背の高い塀などで囲ってしまっては、閉鎖的で防犯上もよくありませんし、家の中にいても圧迫感があるでしょう。 目隠しをしたい場合は、人通りの多い箇所とベランダの間に樹木を植えたり、ツル性植物をからめるアーチを設置するとよいでしょう。ナチュラルな演出ができますし、目隠しをしながら季節の花を愛でることもできます。時間をかけて手入れをした庭を内外から眺めたいなら、前述のように目隠しをして、外から見える部分に集中して華やかな植栽をするとバランスがよいでしょう。
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