北海道新聞 不動産広告特集 家さがし

条件から探す

物件探しでお困りの方

平らな屋根の秘密

道外から来た方が、初めて北海道の住宅街を見た時、不思議な違和感を感じるそうです。その正体は、平らな屋根。道外の住宅では傾斜がある屋根が一般的であることと、自然に雪が滑り落ちる三角屋根の方が合理的なはずなのに? と思うためです。平らな屋根は、どういう理由で生まれたのでしょうか。その秘密に迫ります。

【1】従来の屋根は?

最近までは、雪が滑り落ちやすいシンプルな三角屋根が主流で、今でも地域により多く見られます。本州以南のような瓦屋根は北海道の気候に馴染まないためほとんどなく、トタンの屋根が一般的。トタン屋根は、滑りが良く大量の雪が積もる前に、太陽の熱などで落ちやすいのが特徴です。色も多様で、飛行機で上空から見下ろすとカラフルな屋根が並ぶ光景が「北海道に来た」という印象に繋がっていました。

【2】なぜ平らな屋根に?

一見合理的な三角屋根も、都市化が進むと住宅が密集し、隣家への落雪が問題になってきました。また、雪下ろしの最中に転落などの事故が頻発しました。そこで生まれたのが平らな屋根「無落雪屋根」です。雪を積もらせたままにし、太陽光などで溶けた雪水を排出する仕組みです。主に微妙な勾配で雪水を屋根先から落とすフラットルーフや、屋根の中心に向かってゆるやかな傾斜と排水溝があるスノーダクトといったタイプがあります。

【3】無落雪屋根の注意点!

こうした事情から主に札幌などの家が密集する住宅街を中心に主流になりつつある「無落雪屋根」の住宅ですが、デメリットもあります。フラットルーフは、その性質上、氷柱や雪庇が出来やすい傾向にあります。放置していると思わぬ事故につながる可能性があるので、気にかけて見かけたら落とす作業が必要です。スノーダクトタイプは、排水溝にゴミや枯葉などが詰まると雨漏りの原因になってしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。  

PDFはこちら!

土地・物件を売りたい方、「家さがし」へお気軽にご相談ください

家さがしでは、マンション、一戸建て、土地を売りたいというお客様への窓口を設けております
不動産売却に関して様々なご相談、最適な不動産業者さがしなど、お気軽にご相談ください

詳細はこちら

ページのトップ