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家を支える 柱の話

「大黒柱」という言葉。今でも「一家の〜」や「一国の〜」など、例えとしては耳にしますが、新しい住宅で見かけることは少なくなりました。最近は、大黒柱だけではなく、柱そのものが見えない造りの家が増えているからです。その一方で、あえて柱を見せる造りの家も見直されてきています。今回は、そんな「柱」についてのお話です。

【1】柱とは?

柱とは、地面や基礎の上に垂直に立てて、屋根や梁などを支える部材のことです。在来工法(木造軸組工法)では、水平方向を支える梁とともに構造上とても重要な部材です。かつての和風建築では柱に集中的に荷重が掛かる構造だったため、それに耐えうる太くて大きな大黒柱を必要としていました。しかし、現在の多くの家屋は昔の家屋と工法が異なり、柱と壁の組み合わせで荷重を支えているため、大黒柱は必ずしも必要としていません。

【2】真壁造りと大壁造り

木造住宅の壁の造りは大きく分けて、柱が見える「真壁造り」と、柱が見えない「大壁造り」があります。真壁造りは、和風建築に使われている伝統的な工法で、露出した柱と柱の間に壁を納める方式です。木のぬくもりが感じられたり、防腐などでの面で利点があります。一方、合板などで柱を壁面内に収めて露出しないのが「大壁造り」です。こちらは、一般的に洋風の部屋の壁の形式で、気密や断熱などの性能を高めやすい利点があります。

【3】いろいろな柱

柱は用途によって、いろいろな種類があります。2階建て以上の木造住宅で、土台から複数の階にわたり軒まで1本で支える継ぎ目がない柱を「通し柱」と言います。一方、梁に分断されながら、それぞれの階で支えているのが「管柱」です。そのほかにも、家そのものではなく壁を支えるための柱を「間柱」と言います。間柱があることで壁に釘やネジを固定させることができ、空間を確保して電気の配線などを這わせることが可能になります。

【4】柱の注意点

北海道でもここ数年、ヤマトシロアリによる被害が報告されています。被害は床下だけでなく、家の柱や壁にも及びます。湿った環境を好むため、床下の風通しを良くするなどの対策をしておきましょう。湿った床下は、柱が腐る原因にもなります。建築時に防腐対策はされていると思いますが、大雨が続く年などは油断ができません。怪しいなと思ったらプロに依頼しましょう。日頃の点検とメンテナンスで、お家を健康な状態に保ちましょう。  

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