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見直されています 漆喰壁の魅力

最近、ご自宅の内装の壁材に漆喰を考えている方が増えてきているそうです。漆喰ならではの魅力的な風合いや質感、さらに健康面からも注目されています。日本には約1,300年前に伝わった技術で、和風のイメージが強いですが、世界的に見ると日本以上に内外装に使用されているため、和風にも洋風にも合う壁材と言えます。今回は、漆喰についてのお話しです。

【1】漆喰とは

漆喰は、消石灰、つまり水酸化カルシウムが主原料です。学校のグラウンドに引かれていた、あの白線の粉とほぼ同じものです。この消石灰に糊や麻すさなどの繊維質を混ぜ水で練り、滑らかな泥状にしたものが、塗り壁材としての「漆喰」です。使われる糊の成分や繊維質は、時代や地域によって異なり、仕上がりの風合いも異なります。漆喰はその原料の特性から、強アルカリ性という性質を持っています。

【2】珪藻土との違い

漆喰に似た塗り壁材で、近年人気があるのが珪藻土です。珪藻土は、海の底にたまった藻などの堆積物が固まり砕けて粉状になったものです。漆喰は、自硬性という空気中の二酸化炭素と反応して固まっていく性質があるのに対して、珪藻土は自ら固まらず崩れてしまうので、セメントや粘土、合成樹脂などを添加して壁材にしています。漆喰よりも珪藻土の方が調湿性に優れていますが、その性能は配合される添加物にも左右されます。

【3】漆喰のメリット

漆喰は「呼吸する壁」と言われています。漆喰にはたくさんの細かな穴(微細孔)が開いていて、それが湿気を吸着・放出し湿度を調整するためです。湿気の多い季節には、カビやダニなどの発生を抑える効果が期待できます。また、微細孔には、消臭性能があるとも言われています。強アルカリ性という性質から、抗菌作用も期待できます。さらに、建築基準法で不燃材料として認められているほど、燃えにくい素材です。

【4】漆喰のデメリット

漆喰の施工は、手間もお金もかかります。壁紙などと比べ材料費が高く、職人の技術を要するため施工費も高くなる傾向にあります。また、湿気が多すぎる空間にも向いていません。地震などの揺れが原因で、ひびが入る可能性もあります。その際は、漆喰を薄く上塗りして修繕します。雑巾掛けしにくいため、汚れが目立つ場合は、消しゴムで消したり、カッターで薄く削るなどのメンテナンスをします。

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